ソープ嬢なら知っておきたい!コンドームの基礎知識紹介!

この記事をお読みの方の多くはソープで働くソープ嬢かもしれません。ソープでは一応自由恋愛という名目で本番が黙認されていますが、みなさんのお店ではコンドームありでしょうか。一部の高級店ではNSという名称でコンドームなしのプレイが売りになっていますが、その場合はピルは当然飲んでいるでしょうが、性病などがとても心配です。しかし自分のお店はコンドームありだからと言って、安心してもいけません。コンドームのつけ方などによっては、つけていてもいろいろなリスクがあるのです。

そこでここでは、コンドームの付け方などの正しい使い方の基礎知識をご紹介しますので、しっかり確認しましょう。

コンドームの「基礎」の「基礎知識」

 

それではまずソープで働く上での「基礎の基礎」になる知識からおさらいしましょう。

どこで買うの?

まずみなさんのお店ではコンドームは支給ですか、それともソープ嬢が自分で用意しなければならないのでしょうか。仮に後者の場合は、できるだけ安く済ませるためにネット通販を利用している人が多いでしょう。楽天やAmazonでも業務用のコンドームが1個10円以下で購入できますから、それがお得ではあります。

しかし実家住まいや家族と住んでいて、なおかつソープで働いていることが秘密の場合は、通販で購入した時に家に配送されると困る事態が発生するかもしれません。そういう場合は、少し割高ですがドラッグストアなどでの購入がおすすめです。

あるいは、ネット通販の場合は「郵便局留め」と言って郵便局を宛名にしてそこに届けてもらい、自分で頃合合いを見計らって受け取りに行く方法や、あるいは宅配会社の事務所受け取りをなどの方法もあるので、わざわざ行くのが面倒でなければそれでも良いでしょう。あるいはお店に届けてもらうのも方法です。

コンドームはどう保管すればいいの?

コンドームを購入した場合、多くの人は箱に入れておいて使う時に何個か出す、という方法をとっているかもしれませんが、その場合劣化が速くなる可能性があります。特に業務用としてまとめて購入した場合は、そうなる危険性が高いです。劣化してしまうと破けたり、穴が開いて精子が漏れたりしてせっかくコンドームをつけている意味がなくなります。

それを避けるには、コンドームを箱から出して、金属やプラスチック製品と一緒の別の箱に保管することです。そうすると劣化が防げます。また直射日光が当たる場所や高温多湿の所にも置かないようにしましょう。

賞味期限はあるの?

コンドームは化学製品なので食品のように腐りはしませんが、やはり時間がたつにつれて劣化します。その「賞味期限」は製造から5年と決められています。この間であれば、通常通り保管すれば破けたりすることは少ないのです。ですから、ドラッグストアで購入する場合は賞味期限、あるいは製造年月日を確認しましょう。

通販での購入の場合は、サイト上で賞味期限が記載されていることはほぼありません。もちろん賞味期限切れを販売することはほとんどないでしょうが、しかし期限が近付いているものがあるかもしれません。それを防ぐには、1度に大量に買い過ぎるのは避けることです。

素材は何なの?

コンドームのことをよく「ゴム」と言いますが、詳しく言うとその素材は「ラテック」か「ポリウレタン」です。その2つにはそれぞれ以下のような特徴があります。

まずラテックスは

○伸び縮みするのでつけやすい
○価格が安い
×劣化が速い
×ゴムの臭いがきつい

というメリットとデメリットがあります。

次にポリウレタンは、

○劣化が遅く、賞味期限が長い
○丈夫で破れたり穴が開いたりしにくい
×伸縮性が少なくつけにくい

というメリットとデメリットがあります。

ソープ嬢でもプライベートで使う場合は、ポリウレタン製の0.01mmなどの極薄商品を選ぶことが多いですが、仕事で使うのであれば、安くてつけやすいラテックス製の物がよいでしょう。

サイズはあるの?

コンドームは1種類ではなく、実はサイズが以下のようにあります。コンドームのサイズは勃起時のペニスの直径によって分かれます。

S:直径31~32mm
M:直径34~36mm
L:直径38~42mm
XL:直径44~57mm

多くのお客様の場合はMサイズでしょうが、大きなペニスの場合破れる危険性がありますし、小さなペニスの場合は挿入中に抜けてしまう危険性があります。あるいはサイズが合わないので、生挿入を要求されることもあり得ます。

そうなってはコンドームの意味がありませんから、どのような大きさを持ったお客様が来てもサイズが合っているものを出せるように、全サイズを揃えておいた方がよいでしょう。特にお店からの支給の場合は、Mサイズだけということもあるので、その場合は自分で用意するしかありません。

またもちろんお客様が勃起してからペニスの直径を定規で測らせてもらうわけにはいきませんから、見ただけでおおよそのサイズが分かるようにしておきましょう。ベストは勃起してからサイズを推測するのではなく、萎えている時に推定できるようにすることです。

安全に使おう!コンドームの正しいつけ方は?

 

以上がコンドームの基礎の基礎知識でしたが、次に大切なのは正しくつけることです。そうしないと、これも破れや抜けの原因になります。

挿入前に必ずつける

まず大前提ですが、精子や性病の感染菌は精子だけに含まれるのではなく、いわゆる我慢汁の中にも含まれています。したがって、最初は生で挿入して、射精ししそうになったら抜いてコンドームをその段階でつける、というのはNGです。挿入の最初の段階から必ずつけましょう。

事前に準備しておく

またお客様が挿入の体勢になってから、あわててコンドームを出してくるのではお客様の気持ちが白けてしまいます。あるいはペニス自体が萎えてしまう場合もあるでしょう。そうならないように、プレイの前にコンドームは用意しておきましょう。

それも「裸で」出しておくのでは、これも興ざめですから、枕元にふたつに折りたたんだタオルを置いてその間に挟んでおくのがベストです。そしてゴムの封を切っておき、封を切るタイムロスをなくしましょう。

付けるタイミングと付け方は?

付けるタイミングは、ソープ嬢のお仕事の流れの中で変わりますが、多くの場合はマットでの69の時が1番スムーズでしょう。

また付け方も「ちょっと待ってね」と言ってつけるのではこれもまた興ざめですから、片手でさっとつける練習をしておきましょう。経験を積んだ上手なソープ嬢の場合は、プレイが始まる前に頬と奥歯の間に入れておいて、フェラチオの時に口で付ける人もいます。それができればベストでしょう。

破けないようにするためには?

上でも書きましたがコンドームはお客様のペニスのサイズに合っていないと破けたり、抜けたりしてしまいます。ですから必ずサイズを選びましょう。

また、コンドームの先に精子が溜まる部分がありますが、ここに空気が入っているとそこから破ける可能性があります。ですから、付ける前にその部分をキュッとねじって空気を抜くこともポイントです。

必ず装着チェックを

またどんなにベテランでもサイズ選びを間違えたり、ペニスの根元までしっかりつけられていない場合が起こります。ですので、着けたら必ず装着チェックをして、サイズが合って根元まで入っているか、ゆるくないか、先端に空気が入っていないかを確認しましょう。

コンドームを使用した時のトラブルと対処法は?

 

ソープ嬢がいくらプロだとは言っても、やはり生身の女性です。特に女性の膣の内部は非常に敏感な粘膜ですから、お客様のプレイの仕方や、こちらの準備状態、あるいは体調などによって傷がついたり、かゆくなったりすることもあり得ます。そのようなトラブルがあった場合はどうしたらよいのでしょうか。

コンドームが擦れて痛む

1番多いトラブルが、コンドームと膣内が擦れて痛みを感じる場合です。これは「濡れが足りていない」場合がほとんどです。その原因は、もともと濡れにくい体質なのか、お客様が前戯を省いていきなり挿入しようとしたからなのか、あるいは元は濡れやすい体質なのに緊張や不安があって濡れていないのか、ということのどれかです。また風俗歴が長い場合も、感度が落ちて「濡れが悪くなっている」可能性があります。

そういう時におすすめなのが「ウエトラ」の利用です。ウエトラとは「ウエット・トラスト」の略で、潤滑ゼリーやローションを挿入するための注射器型の器具です。イメージで言うと、タンポンを膣内に入れると先端からゼリーやローションが出る、というものです。ですからもともと濡れにくい、あるいは今日は濡れが悪いという場合は、事前にこれを使って膣内の滑りを良くしておきましょう。

また、前戯なしで挿入されたり、挿入してから濡れが悪くて痛みを感じた場合は、「痛いから」ではなく、「ちょっと大きすぎるから待ってください」といってペニスを抜いてもらい、ウエトラでローションを注入しましょう。

ラテックスアレルギーが原因かも

また以上のようなことではなく、また乱暴に指入れされたり性病にもかかっていないのに、膣が痛くなったりかゆくなってしまう場合は、身体にコンドームが合っていないのかもしれません。その状態をラテックスアレルギー、あるいはゴムアレルギーと言います。原因は、天然ゴムに含まれているタンパク質によるアレルギー反応です。

このラテックスアレルギーは生まれつきのものではなく、ある日突然発症することが多いので、急に激しく痛みを感じるようになったりします。発症する人は女性100人のうち1~3人いるといいますから、自分は無関係だとは言い切れません。特に1度アレルギーが発症してしまうと、コンドームだけではなく、風船や輪ゴムなどの天然ゴム素材に触れるだけで触れた部分が腫れ上がったり、発疹が起こったりしてしまいます。さらにはじんましん、ぜん息、最悪の場合は死に至るアナフィラキシーショックといった症状が起こる可能性さえあります。

ですから、このアレルギーが疑われた場合は、とりあえずそのプレイはウエトラなどを使って、我慢して続けるしかありませんが、しかしできるだけ早く病院に行きましょう。始めのうちは軽い症状ですが、放っておくと症状はどんどん悪化しますので、要注意です。

また自分がラテックスアレルギーだと分かった場合で、ソープのお仕事を続ける時には、コンドームをポリウレタン製に変えれば大丈夫です。

まとめ

プライベートでも使っているコンドームですが、知らないことも多いのではないでしょうか。ぜひ以上の基礎知識を理解し、実践して、妊娠や性病などのトラブルから自分を守りましょう。

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