ソープは本当にヘルスより稼げるのか、実際に業種を比較してみました

ヘルス、ソープ、デリヘル、性感マッサージ…風俗業界に身を置くキャストにとって、どんな業種で働くかは非常に重要な選択。
仕事内容によって出来るものと出来ないものが分かれる為、自分に合った環境を選ぶのが一般的です。
そんな業種の中で、今も昔も客足が多いとされる店舗型風俗店であるファッションヘルスとソープランドはよく比較の対象になります。
よくソープランドの方が稼げると言われていますが、その差はどれくらいなのでしょうか?
今回はそんなファッションヘルスとソープランドの業種を比較し、どれほどの差があるのかを解説していきたいと思います。

ソープランドとファッションヘルスの違い

まずはこの二つの業種の違いについて、ご説明いたします。

ファッションヘルスとはこんなお店

店舗型のヘルスであるこの業種は、店舗を箱に見立てて「箱ヘル」と呼ばれたりもします。
この店舗の特徴は、短いコース時間の案内によるショートコースが多い事です。
外回り中のサラリーマン等がちょっとした空き時間で利用できる事と、利用料金が安価である事から顧客数は常に多くなっています。
その為利用顧客が多く、仕事の回転率が良くなる為、仕事の本数をこなして稼ぎを安定させる事が出来るのです。

仕事内容はヘルスサービスになりますので、本番行為は禁止となっており、生フェラや全身リップ、口内射精などが基本プレイになります。
ただ本番が禁止となっているとはいえ、そのルールを守らずに遊んでいるお客様や、指名を取る為に本番をしているキャストも少なくありません。
それら一部の顧客やキャストの影響によって、本番する事を拒む方が間違っている様な雰囲気の中でサービスを行わなければいけなくなり
そういった事情から、ファッションヘルスで働きにくいと感じる方も多い様です。

また接客人数が多いという事はその分体への負担も大きくなります。
ヘルスサービスは非常に体力を使う仕事ですので、一日に5~6人も接客すればヘトヘトになるでしょう。
それを忙しいキャストやお金を稼ぎたいと考えるキャストは多い時で10人近くを相手にします。
全て体を使った仕事になる訳ですから、肉体的疲労が大きい事は言うまでもありません。

上記の事からファッションヘルスという職種は、多くの人間を接客する事で安定的な稼ぎを得られる反面、仕事量が多くなってしまう事でデメリットも生じてしまうものと言えるでしょう。

風俗の王様と呼ばれるソープランド

ソープランドの特徴と言えば、やはりマットプレイがある事と本番が許されている事です。
マットプレイとは、10cm×110cm程のエアーマットとローションを使って行われるテクニックプレイで、根強い人気があるサービスとなっています。
普段刺激されない部分への愛撫やリンパに沿った洗体など、性感マッサージに近い感覚です。
これは未経験者には難しいプレイで、ソープランドの経験が無いキャストにはほぼ100%講習が行われます。
逆に高級店等になれば接客の技術を一から確認する為に未経験者と同じ様に講習を受ける場合もありますが、ある程度経験のある方であれば基本講習は行わなくて済む事が多いです。
ソープランドを利用されるお客様の多くは、マットプレイを楽しみに来店されています。
その為、お客様を満足させるためにマットプレイの技術を身に着けておくことは必要不可欠なのです。
中にはマットプレイに重点を置かず、ベットプレイだけでも利用可能な店舗もありますが、マットをウリにしている店舗に比べると人気はやや劣ります。
ソープランドで稼ごうと考えるのであれば、身に着けるべきスキルだと言えるでしょう。

そしてヘルスサービスと大きく違う点として本番行為の有無が挙げられます。
ソープランドでの基本プレイの中には本番行為が含まれており、この行為が出来るか否かでソープで働けるかどうかが決まるのです。
風俗嬢にとって本番行為というのは最後の境界線であり、この一線を越えられるかどうかというのはキャストの心の持ち方で決まります。
上記でも少しお話しましたが、一般的なヘルスサービスでも本番行為は暗に行われており、キャスト達の顧客獲得の為の手段として用いられていて、ヘルスサービスだからといって本番が無い訳ではありません。
もちろんその行為をお客様から求められたとしても応える必要はありませんし、そもそも法律違反なのですからお客様側がキャストに通報されても文句も言えないのです。
しかし現在の風俗業界ではファッションヘルスに限らずデリヘルやイメクラ等でも本番行為に応じるキャストが増えてきています。
応じるキャストの多くは顧客を獲得する為であったり、「円盤」と呼ばれる追加料金を顧客と直接交渉する事で、セックスが出来ると持ち掛けるのです。

こういったヘルスサービスにおける本番の蔓延から、「どうせ本番をしなければいけないなら、単価の高いソープに行こう」と考えるキャストが多くなるのです。
確かにヘルスサービスで接客するはずの仕事で本番を求められて、それに応じる位なら元から本番前提で単価が高くなるソープで働きたいと思うのは当然と言えます。

以上の事からソープランドは、本番やマットプレイによる付加価値でファッションヘルスよりも単価の高い仕事であるという事が言えるでしょう。

給料の差は一体どれくらいあるのか

では実際にこの二つの職種では、どのくらいの収入差があるのかを比べていきたいと思います。

ファッションヘルスの給与相場

平均的な給与相場としては40分当たり6000円前後になります。
これはお店のランクによっても変わりますが、ファッションヘルスの場合高級店というものがほとんど存在しておらず、大衆~中級店までの給与相場です。
一日当たりの平均日給はおおよそ4万円前後となっていて、月収が60万~80万円となっています。
もちろん人気のある嬢であったり、指名率によるボーナス(指名料の引き上げ等)によってもう少し上がる場合もありますが、大体の数字はこれに収まるのです。

顧客数が多い業種である為、月平均で見た時に給与の振れ幅が少なく、安定してお金を稼ぐ事が出来ます。
ただ前述で触れたように接客人数の多い職種である為、体調を崩しやすく、自己管理を徹底して行う必要がある仕事です。
体が資本である以上、仕事を休んでしまっては一切給料が入らなくなりますので最新の注意が必要となります。

大衆~高級ソープランドの給与相場

これに対して、ソープランドは大衆、中級、高級と様々な料金形態があるため、全体的な平均級は算出できません。
従って三つの価格帯の平均給与で比べていきたいと思います。

まず大衆店の場合は60分当たり8000円前後の単価となっており、日当の平均は4~5万円となっています。
大衆店はどちらかと言えばファッションヘルス寄りであり、沢山のお客様を捌くスタイルです。
また上記で少し触れたマットプレイを特にウリにしていない店舗と言うのは、こういった料金帯の安い店舗である場合が多いです。
マットにこだわらない分料金を安くで提供しており、マットプレイが苦手なキャストにとっては働きやすい環境であると言えるでしょう。

次に中級店ですが、中級店の場合70~90分当たり11000~14000円程度が相場となっていて、日給は5万~7万円程になります。
この辺りの価格帯から、ショートコースが無くなって来る店舗が多く、最低でも70~90分コースでの案内になるのです。
時間の長いコースに限定する事で客単価を上げ、効率の良い稼ぎ方が出来る様になります。

そして最後は吉原や福原などに多い高級店です。
大抵の場合は90分~120分からが最低コースとなり、ショートコースを設けている店舗はほぼありません。
一本当たりの仕事単価は20000円前後からとなっていますが、高級店は料金設定の幅が広く、店舗によっては大きく違う場合もあります。
日給はおおよそ8万~10万円が平均値となっている様です。

通常のソープではコンドームを着用しての接客が主となるのですが、高級店ではほとんどがNS(ノースキン)、つまり生での接客となります。
この接客方法が嫌で、なかなか高級店勤務に踏み出せない方も少なくない様です。

まとめ

いかがでしょうか?
ファッションヘルスとソープランドの給与、どちらが稼げるのかはお分かり頂けたかと思います。
しかし大きく稼ぐ為にはそれなりのリスクがある事も分かりました。
金額を取るか、自分の働きやすさを取るかはキャストの自由です。
金額がどうのこうのよりも、自分に合った方法で働き、納得のいく店舗で稼げることが一番大事ですね。

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